心臓病と上手に付き合おう!心臓病の治療や生活方法について解説
厚木市、海老名市の皆様こんにちは。
厚木市本厚木のはやし犬猫病院です。
犬や猫も私たち人間と同じように心臓の病気にかかることがあります。心臓病はとても深刻な病気ですが、適切な治療を行い、生活方法に気を配ることで、快適に過ごせる時間を延ばしてあげることは十分可能となります。早期に治療を開始できれば、根本的な原因を取り除けることもあります。今回はそんな犬猫の心臓病と上手に付き合う方法について解説します。
▼犬猫がかかりやすい心臓病
犬や猫がかかりやすい心臓病としては、「心筋症」が第一に挙げられます。心筋症とは、心臓を構成している筋肉(=心筋)が標準よりも薄くなる、もしくは厚くなる病気で、心臓が持つ本来の機能を十分に果たせなくなってしまいます。犬が発症しやすいのは拡張型心筋症で、心筋が薄く伸びることで収縮力が弱まり、心臓のポンプ機能が低下します。猫に多いのは肥大型心筋症で、心筋が厚くなることで心臓の内腔が狭くなる病気です。心臓が強く拍動できなり、血液の循環不全を起こします。その他にも犬や猫がかかりやすい心臓病はたくさんありますので、気になる方はお気軽に「はやし犬・猫病院」までお問合せください。
▼犬・猫の心臓病の治療方法
犬・猫の心臓病の治療方法は、病気の種類や進行度によって大きく変わります。外科手術が必要となるケースもありますが、ここでは自宅でのケア方法について詳しく解説します。
◎投薬について
ワンちゃんやネコちゃんが心臓病にかかった場合、心臓の負担を減らすための薬が処方されます。獣医師の指示通りに投薬しないと、心臓への負荷が急速に高まるなどのトラブルも起こり得るため十分にご注意ください。とくに投薬を飼い主さんの判断でやめてしまうのはよくありません。また、お薬に関しては、緊急時を想定して普段から予備役を数日分、確保しておくと安心ですよ。急用でお薬をもらいに行けなかったり、地震などの災害が起こってお薬を入手できなくなったりすることも十分にありえます。
◎薬を飲んでくれない場合
投薬を始めた当初は、ワンちゃんやネコちゃんがお薬を嫌がってなかなか飲んでくれないことも珍しくありません。飲んでもすぐに吐き出したり、投薬のたびに激しく暴れたりするなど、飼い主さんも大変かと思いますが、お薬はこれから長く飲み続けるものであり、お互いが負担のかからない方法を模索することが大切です。そんな投薬の方法でお悩みの場合は、お気軽に当院までご相談ください。
▼心臓病の生活方法のポイント
【食事】肥満は避ける
過剰に食べて体重が増えると、その分だけ心臓に大きな負担がかかります。たくさん食べてもたくさん運動すれば体重は適正な値に維持できますが、心臓病の場合は運動制限がかかります。その点も踏まえたうえで、摂取カロリーのコントロールを行うようにしてください。
【運動】激しい運動は控える
心臓に高い負荷がかかる運動は避けるようにしてください。激しく吠えることも心臓に良くありません。ただ、運動しすぎないことも全身に悪い影響が及ぶため、適度に体を動かすことが大切です。ワンちゃんの体の状態を見ながら、適切なタイミングを見計らってお散歩するようにしましょう。
【衛生】シャンプーはしない方が良い
シャンプーは、湿度の高い空間で、熱い蒸気を吸い込みながら行うことが多く、心臓病のワンちゃんやネコちゃんには負担が大きすぎるため、極力控えた方が良いです。どうしてもシャンプーしなければならない場合は、換気をしっかり行いながら、ぬるま湯で手早く洗ってあげるようにしましょう。汚れている部分だけシャンプーするのも良いでしょう。
【環境】温度や湿度管理を徹底する
寒暖の差が激しいと、心臓に大きな負担がかかります。とくに夏場の暑さや高い湿度は、心臓病のワンちゃんやネコちゃんにとって非常に辛いものとなりますので、エアコンを使って温度・湿度管理を徹底するようにしてください。
▼まとめ
今回は、心臓病のワンちゃんやネコちゃんの治療方法や生活方法について解説しました。今回ご紹介したポイント以外にも注意点がいくつかありますので、さらに詳しく知りたい方は「はやし犬・猫病院」までご相談ください。